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〜2015年2月のニュース〜
・ヤングマンパワー、アーリントンC勝利(2/28)
 阪神競馬場で行われたアーリントンC(G3,芝1600m)は、松岡正海騎乗の9番人気ヤングマンパワー(牡3歳,美浦・手塚貴久厩舎)が1分35秒9のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。*スニッツェル産駒は、JRA重賞初勝利。2着にはアルマワイオリ、3着にはマテンロウハピネスが入った。1番人気のナヴィオンは、4着に敗れた。
 ヤングマンパワーの3代母リヴァーメモリーズ River Memoriesは、フラワーボウル招待H(米G1)の勝ち馬。伯父ユウワンプラテクトは、小倉大賞典(G3,2003年,勝ち馬マイネルブラウ)の2着馬。

 ヤングマンパワー:2012年生,父*スニッツェル,母スナップショット,母の父*サンデーサイレンス
・コパノリッキー、フェブラリーS連覇(2/22)
 東京競馬場で行われたフェブラリーS(G1,ダート1600m)は、武豊騎乗の1番人気コパノリッキー(牡5歳,栗東・村山明厩舎)が1分36秒3のタイムで勝ち、昨年に続いてこのレースの連覇を果たした。フェブラリーS連覇は、史上初の快挙。2着にはインカンテーション、3着には*ベストウォーリアが入った。

 コパノリッキー:2010年生,父ゴールドアリュール,母コパノニキータ,母の父*ティンバーカントリー
・フェイムゲーム、ダイヤモンドS連覇(2/21)
 東京競馬場で行われたダイヤモンドS(G3,芝3400m)は、北村宏司騎乗の1番人気フェイムゲーム(牡5歳,美浦・宗像義忠厩舎)が3分31秒9のタイムで勝ち、昨年に続いてこのレースの連覇を果たした。2着にはファタモルガーナ、3着にはカムフィーが入った。
 フェイムゲームの半兄バランスオブゲームは、弥生賞(G2,2002年)、セントライト記念(G2,2002年)、毎日王冠(G2,2003年)、中山記念(G2,2005年&2006年)、オールカマー(G2,2006年)の勝ち馬。従兄オグリアラシは、ジュニアクラウン(笠松)の勝ち馬。

 フェイムゲーム:2010年生,父ハーツクライ,母ホールオブフェーム,母の父*アレミロード
・リアルスティール、共同通信杯勝利(2/15)
 東京競馬場で行われた共同通信杯(G3,芝1800m)は、福永祐一騎乗の3番人気リアルスティール(牡3歳,栗東・矢作芳人厩舎)が1分47秒1のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。2着には1番人気のドゥラメンテ、3着にはアンビシャスが入った。
 リアルスティールの3代母ミエスク Miesqueは、英1000ギニー(英G1)、仏1000ギニー(仏G1)、BCマイル(米G1,2回)などG1レース9勝の名牝。伯母ランプルスティルトスキン Rumplestiltskinは、モイグレアスタッドS(愛G1)、マルセル・ブーサック賞(仏G1)の勝ち馬。叔母アイアムビューティフル I Am Beautifulは、グランジコンスタッドS(愛G3)の勝ち馬。従姉タペストリー Tapestryは、ヨークシャー・オークス(英G1)の勝ち馬。従弟ジョンエフケネディ John F Kennedyは、ジュヴェナイル・ターフS(愛G3)の勝ち馬。

 リアルスティール:2012年生,父ディープインパクト,母*ラヴズオンリーミー,母の父Storm Cat
・ラブリーデイ、京都記念勝利(2/15)
 京都競馬場で行われた京都記念(G2,芝2200m)は、戸崎圭太騎乗の3番人気ラブリーデイ(牡5歳,栗東・池江泰寿厩舎)が2分11秒5のタイムで勝った。2着にはスズカデヴィアス、3着にはキズナが入った。1番人気のハープスターは、5着に敗れた。
 ラブリーデイの叔母クーデグレイスは、ローズS(G2,2009年,勝ち馬ブロードストリート)の3着馬。

 ラブリーデイ:2010年生,父キングカメハメハ,母ポップコーンジャズ,母の父ダンスインザダーク
・キャットコイン、クイーンC勝利(2/14)
 東京競馬場で行われたクイーンC(G3,芝1600m)は、柴田善臣騎乗の2番人気キャットコイン(牝3歳,美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が1分34秒0のタイムで勝ち、デビューから3連勝で重賞初勝利を果たした。2着にはミッキークイーン、3着には1番人気のロカが入った。
 キャットコインの半姉タガノエリザベートは、ファンタジーS(G3,2009年)の勝ち馬。叔父ゼンノロブロイは、天皇賞・秋(G1,2004年)、ジャパンC(G1,2004年)、有馬記念(G1,2004年)の勝ち馬。

 キャットコイン:2012年生,父ステイゴールド,母ストレイキャット,母の父Storm Cat
・マイネルクロップ、佐賀記念勝利(2/10)
 佐賀競馬場で行われた佐賀記念(交流Jpn3,ダート2000m)は、丹内祐次騎乗の1番人気マイネルクロップ(牡5歳,栗東・飯田雄三厩舎)が2分09秒5のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。丹内祐次騎手と飯田雄三調教師は、重賞初勝利。2着にはソリタリーキング(JRA)、3着にはダノンカモン(JRA)が入り、JRA所属馬が上位を独占した。
 マイネルクロップの従兄スザクは、全日本2歳優駿(交流Jpn1,2013年,勝ち馬ハッピースプリント)の2着馬。

 マイネルクロップ:2010年生,父*クロフネ,母グレートハーベスト,母の父*サンデーサイレンス
・ヴァンセンヌ、東京新聞杯勝利(2/8)
 東京競馬場で行われた東京新聞杯(G3,芝1600m)は、福永祐一騎乗の3番人気ヴァンセンヌ(牡6歳,栗東・松永幹夫厩舎)が1分35秒7のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。2着にはアルフレード、3着には1番人気のフルーキーが入った。
 ヴァンセンヌの母フラワーパークは、高松宮杯(G1,1996年)とスプリンターズS(G1,1996年)の勝ち馬。従兄エムオーウイナーは、シルクロードS(G3,2007年)の勝ち馬。

 ヴァンセンヌ:2009年生,父ディープインパクト,母フラワーパーク,母の父ニホンピロウイナー
・ルージュバック、きさらぎ賞勝利(2/8)
 京都競馬場で行われたきさらぎ賞(G3,芝1800m)は、戸崎圭太騎乗の1番人気ルージュバック(牝3歳,美浦・大竹正博厩舎)が1分48秒6のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。牝馬によるきさらぎ賞勝利は、1964年のフラミンゴ以来、51年ぶりの快挙。2着にはポルトドートウィユ、3着にはアッシュゴールドが入った。
 ルージュバックの母ジンジャーパンチ Ginger Punchは、BCディスタフ(米G1)、ゴーフォーワンドH(米G1,2回)、ラフィアンH(米G1)、オジデン・フィップスH(米G1)、パーソナルエンスンS(米G1)の勝ち馬。

 ルージュバック:2012年生,父マンハッタンカフェ,母*ジンジャーパンチ,母の父Awesome Again
・名種牡馬ステイゴールド、急死(2/6)
 六冠馬オルフェーヴルなど、数多くのG1馬を輩出した種牡馬ステイゴールド(牡21歳)が、5日に社台ホースクリニック(北海道苫小牧市)で急死した。6日に専門機関で解剖検査した結果、死因は大動脈破裂と判明した。
 同馬は1996年12月にデビュー(3着)。翌1997年5月に初勝利を果たすと、その後勝ちを重ねて、秋には菊花賞に出走した(結果は4着)。この後は、勝ち鞍に恵まれず、6歳となった2000年5月の目黒記念(G2)でようやく重賞初勝利を果たした。重賞初勝利までに、重賞で2着を7回(G1で4回)、3着を7回(G1で2回)と、勝ちきれない善戦マンであった。目黒記念勝利後は、善戦マンが一転して1着か3着以下という、はっきりした競走成績となる。7歳になった2001年の日経新春杯(G2)で重賞2勝目を果たすと、ドバイに遠征し、ドバイ・シーマ・クラシック(首G2)で1番人気のファンタスティックライト Fantastic Lightを差し切り、海外重賞初勝利を果たした。ドバイからの帰国後は、京都大賞典(G2)では斜行して失格となるなど、4戦して勝ち鞍がなかった。引退レースとして香港へ遠征し、香港ヴァーズ(香港G1)に出走した。このレースで、中団後方からレースを進めたステイゴールドは、最後の直線で先頭からは絶望的な位置から怒濤の追い込みをかけ、ゴール寸前で先頭を走っていたエクラール Ekraarを捉え、念願のG1制覇を海外G1制覇という形で果たした。競走成績は、50戦7勝(重賞4勝)。
 現役引退後、種牡馬入りすると、ブリーダーズスタリオンステーションとビッグレッドファームとの間を、繋養先を交互に替えて供用された。メジロマックイーン産駒の牝馬とのニックスが顕著で、ドリームジャーニー(朝日杯フューチュリティS、宝塚記念、有馬記念)、オルフェーヴル(クラシック三冠、有馬記念2回、宝塚記念、凱旋門賞2着2回)、ゴールドシップ(皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念2回)といった、大物産駒を輩出した。他にも、ナカヤマフェスタ(宝塚記念)、フェノーメノ(天皇賞・春2回)、レッドリヴェール(阪神ジュベナイルフィリーズ)など、数多くの重賞勝ち馬を輩出し、名種牡馬としての地位を確立していた。

 ステイゴールド:1994年生,父*サンデーサイレンス,母ゴールデンサッシュ,母の父*ディクタス
・エアハリファ、根岸S勝利(2/1)
 東京競馬場で行われた根岸S(G3,ダート1400m)は、三浦皇成騎乗の1番人気*エアハリファ(牡6歳,栗東・角居勝彦厩舎)が1分23秒4のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。ディスクリートキャット Discreet Cat産駒は、日本の重賞初勝利。アフタヌーンディーライツ Afternoon Deelitesは、BMSとして日本の重賞初勝利。2着にはワイドバッハ、3着にはアドマイヤロイヤルが入った。

 *エアハリファ:2009年生,アメリカ産,父Discreet Cat,母Chez La Femme,母の父Afternoon Deelites
・アンバルブライベン、シルクロードS勝利(2/1)
 京都競馬場で行われたシルクロードS(G3,芝1200m)は、田中健騎乗の2番人気アンバルブライベン(牝6歳,栗東・福島信晴厩舎)が1分07秒9のタイムで勝った。2着にはサドンストーム、3着にはセイコーライコウが入った。1番人気の*エイシンブルズアイは、9着に敗れた。
 アンバルブライベンの母チェリーコウマンは、ウインターS(G3,1992年)の勝ち馬。

 アンバルブライベン:2009年生,父*ルールオブロー,母チェリーコウマン,母の父*スプレンディドモーメント

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