HOME

〜2002年6月のニュース〜
・カッツミー、ラジオたんぱ賞勝利(6/30)
 福島競馬場で行われたラジオたんぱ賞(G3,芝1800m)は、内田利雄(栃木)騎乗の8番人気カッツミー(牡3歳,美浦・南田美知雄厩舎)が1分48秒3のタイムで重賞初勝利を果たした。内田利雄騎手と南田美知雄調教師は、共にJRA重賞初勝利。2着にはレニングラード、3着にはソウゴンが入った。1番人気ダイタクフラッグは、6着に敗れた。

 カッツミー:1999年生,父サッカーボーイ,母ミスメイバン,母の父*トレボロ
・サニングデール、函館スプリントS勝利(6/30)
 函館競馬場で行われた函館スプリントS(G3,芝1200m)は、福永祐一騎乗の3番人気サニングデール(牡3歳,栗東・瀬戸口勉厩舎)が1分10秒3のタイムで重賞2連勝を果たした。2着には*タイキトレジャー、3着にはダンツキャストが入った。1番人気ショウナンカンプは、4着に敗れた。
 サニングデールの半姉グリーンプラネットは、中山牝馬S(G3,2001年,勝ち馬エイシンルーデンス)の2着馬。伯父カヤージ Kahyasiは、英ダービー(英G1,1988年)、愛ダービー(愛G1,1988年)の勝ち馬。

 サニングデール:1999年生,父*ウォーニング,母*カディザデー,母の父Darshaan
・ダンツフレーム、宝塚記念制覇(6/23)
 阪神競馬場で行われた宝塚記念(G1,芝2200m)は、藤田伸二騎乗の(牡4歳,栗東・山内研二厩舎)が2分12秒9のタイムでG1初制覇を果たした。2着にはツルマルボーイ、3着には3歳馬ローエングリンが入った。
 ダンツフレームの母インターピレネーは、4歳牝馬特別・西(G2,1993年,勝ち馬ヤマヒサローレル)の3着馬。全兄ゼンノペッパーは、京都ジャンプS(J・G3,2001年,勝ち馬ユーセイシュタイン)の2着馬。

 ダンツフレーム:1998年生,父*ブライアンズタイム,母インターピレネー,母の父*サンキリコ
・カネツフルーヴ、帝王賞制覇(6/19)
 大井競馬場で行われた帝王賞(交流G1,ダート2000m)は、松永幹夫騎乗のカネツフルーヴ(牡5歳,栗東・山本正司厩舎)が2分3秒7のタイムで勝ち、重賞初勝利をG1制覇で果たした。2着にはミラクルオペラ(JRA)、3着にはインテリパワー(船橋)が入った。1番人気の南関東3冠馬トーシンブリザードは、8着に敗れた。
 カネツフルーヴの母ロジータは、南関東3冠の名牝。半兄イブキガバメントは、朝日チャレンジC(G3,2001年)の勝ち馬。叔母テーケーレディーは、東京3歳優駿牝馬(大井)の勝ち馬。甥レギュラーメンバーは、ダービーグランプリ(交流G1,2000年)、川崎記念(交流G1,2001年)、JBCクラシック(交流G1,2001年)の勝ち馬。

 カネツフルーヴ:1997年生,父*パラダイスクリーク,母ロジータ,母の父*ミルジョージ
・種牡馬メジロアルダン、死亡(6/19)
 高松宮杯(G2,1989年)の勝ち馬で、種牡馬のメジロアルダン(牡17歳)が、18日に繋養されている中国北京の龍頭(ロントウ)牧場で、種付け中に心臓発作を起こし死亡した。
 同馬の半姉メジロラモーヌは、1986年の3冠牝馬。姪メジロランバダは、日経新春杯(G2,1997年)と中山牝馬S(G3,1998年)の勝ち馬。

 メジロアルダン:1985年生,父アスワン,母メジロヒリュウ,母の父*ネヴァービート
・ミッキーダンス、予後不良(6/16)
 16日の函館11R大沼S(オープン,ダート1700m)のレース中に、千田輝彦騎乗のミッキーダンス(牡6歳,栗東・土門一美厩舎)が左第1趾骨粉砕骨折を発症し、予後不良と診断された。
 同馬は、金鯱賞(G2,2001年)、小倉記念(G3,2000年)、朝日チャレンジC(G3,2000年)の3つの重賞を制した中距離馬。競走成績は、34戦7勝。

 ミッキーダンス:1996年生,父*ダンスホール,母マルサンホマレ,母の父*サティンゴ
・スターリングローズ、プロキオンS勝利(6/16)
 阪神競馬場で行われたプロキオンS(G3,ダート1400m)は、福永祐一騎乗の1番人気スターリングローズ(牡5歳,栗東・北橋修二厩舎)が1分22秒9のタイムで重賞初勝利を果たした。2着にはヤマカツスズラン、3着にはメイショウキオウが入った。
 スターリングローズの全姉ゴールデンジャックは、4歳牝馬特別・西(G2,1994年)と4歳牝馬特別・東(G2,1994年)の勝ち馬で、オークス(G1,1994年,勝ち馬チョウカイキャロル)でも2着に入っている。3代母ナイスプリンセス Nice Princessの直仔には輸入種牡馬*ナイスダンサー、孫に地方リーディングサイアーの*パークリージェントがいる。

 スターリングローズ:1997年生,父*アフリート,母*コマーズ,母の父Danzig
・JRAの2歳新馬戦始まる(6/15)
 15日の函館・福島・阪神の各競馬場で2歳新馬戦が始まった。
 福島4Rでは、今年の新種牡馬ビワタケヒデ産駒のベルモントリリック(牝2歳,美浦・柴崎勇厩舎)が勝った。
 阪神6Rで勝ったフジクロカミ(牝2歳,栗東・山内研二厩舎)は、外務省の機密費詐欺事件で逮捕された松尾克俊元外務省要人外国訪問支援室長が機密費を流用して生産したとされる馬。
・サウスヴィグラス、北海道スプリントC勝利(6/13)
 札幌競馬場で行われた北海道スプリントC(交流G3,ダート1000m)は、柴田善臣騎乗の*サウスヴィグラス(牡6歳,美浦・高橋祥泰厩舎)が56秒8のレコードタイムで勝った。同馬は、重賞レース4勝目。2着には*ディバインシルバー、3着には岩手の*トーヨーリンカーンが入った。

 *サウスヴィグラス:1996年生,アメリカ産,父*エンドスウィープ,母Darkest Star,母の父Star de Naskra
・ホーマンキュート、名古屋優駿勝利(6/12)
 名古屋競馬場で行われた名古屋優駿(交流G3,ダート1900m)は、飯田祐史騎乗のホーマンキュート(牝3歳,栗東・飯田明弘厩舎)が2分2秒4のタイムで重賞初勝利を果たした。2着にはシャドウスケイプ、3着には1番人気のマイネヴィータが入り、JRA所属馬が3着までを独占した。

 ホーマンキュート:1999年生,父*ジョリーズヘイロー,母ホーマンレッド,母の父*ダンサーズイメージ
・ブライトスカイ、仏オークス制覇(6/10)
 現地時間9日に仏国シャンティ競馬場で行われた仏オークス(仏G1,芝2100m)は、ブライトスカイ Bright Sky(牝3歳)が2分7秒6のタイムで勝った。2着にはダンスルーティン Dance Routine、3着にはアナマリー Ana Marie入った。
 ブライトスカイの母ブライトムーン Bright Moonは、エヴリ大賞典(仏G2)、ポモーヌ賞(仏G2)の勝ち馬。

 ブライトスカイ Bright Sky:1999年生,アイルランド産,父Wolfhound,母Bright Moon,母の父Alysheba
・サルヴレジーナ、独オークス制覇(6/10)
 現地時間9日に独国ミュンヘン競馬場で行われた独オークス(独G1,芝2200m)は、サルヴレジーナ Salve Regina(牝3歳)が2分16秒64のタイムで勝った。2着にはミッドナイトエンジェル Midnight Angel、3着には伊オークス馬グアダループ Guadalupe入った。
 サルヴレジーナの全兄サマム Samumは、独ダービー(独G1)、バーデン大賞典(独G1)の勝ち馬で、2000年の独年度代表馬。

 サルヴレジーナ Salve Regina:1999年生,ドイツ産,父Monsun,母Sacarina,母の父*オールドヴィック
・サニングデール、ファルコンS勝利(6/9)
 中京競馬場で行われたファルコンS(G3,芝1200m)は、福永祐一騎乗のサニングデール(牡3歳,栗東・瀬戸口勉厩舎)が1分8秒9のタイムで重賞初勝利を果たした。2着にはサダムブルースカイ、3着にはテイエムサザンオーが入った。
 内国産の*ウォーニング産駒は、JRA重賞初勝利(外国馬アヌスミラビリスが、1996年の毎日王冠(G2)を勝っている)。
 サニングデールの半姉グリーンプラネットは、中山牝馬S(G3,2001年,勝ち馬エイシンルーデンス)の2着馬。伯父カヤージ Kahyasiは、英ダービー(英G1,1988年)、愛ダービー(愛G1,1988年)の勝ち馬。

 サニングデール:1999年生,父*ウォーニング,母*カディザデー,母の父Darshaan
・ジョウテンブレーヴ、エプソムC勝利(6/9)
 東京競馬場で行われたエプソムC(G3,芝1800m)は、蛯名正義騎乗のジョウテンブレーヴ(牡5歳,美浦・相沢郁厩舎)が1分46秒8のタイムで1年2ヶ月ぶりの勝利をあげた。2着にはエアスマップ、3着にはジェミードレスが入った。
 ジョウテンブレーヴの叔父ボクサーは、ニューイヤーC(佐賀)の勝ち馬。2代母タクノチドリは、3歳牝馬S・東(G3,1986年,勝ち馬コーセイ)の3着馬。

 ジョウテンブレーヴ:1997年生,父*ダンシングブレーヴ,母タクノギャル,母の父*ロイヤルスキー
・米3冠ならず…伏兵サラヴァ、ベルモントS制覇(6/9)
 現地時間8日に米国ベルモントパーク競馬場で行われたベルモントS(米G1,ダート12ハロン)は、E.S.プラド騎乗の10番人気サラヴァ Sarava(牡3歳)が2分29秒71のタイムで重賞初勝利をG1制覇で果たした。米クラシック3冠がかかっていた2冠馬ウォーエンブレム War Emblemは、8着と大敗した。2着にはメダグリアデオーロ Medaglia d'Oro(父El Prado)、3着には日本産馬サンデーブレイク Sunday Break(父*フォーティナイナー)が入った。
 サラヴァの伯母ウィルダネスソング Wilderness Songは、スピンスターS(米G1)、加プリンセス・エリザベスS(加G1)、ベルマホーンS(加G1)の勝ち馬。

 サラヴァ Sarava:1999年生,アメリカ産,父Wild Again,母Rhythm of Life,母の父Deputy Minister
・ハイシャパラル、英ダービー制覇(6/9)
 現地時間8日に英国エプソム競馬場で行われた英ダービー(英G1,芝12ハロン)は、J.ムルタ騎乗のハイシャパラル High Chaparral(牡3歳,A.P.オブライエン厩舎)が勝った。同馬は、昨年のレーシングポストT(英G1)を勝っており、G1レース2勝目。2着にはホークウイング Hawk Wing(父Woodman)、3着にはムーンバラッド Moon Ballad(父Singspiel)が入った。
 ハイシャパラルの父サドラーズウェルズ Sadler's Wellsは、昨年のガリレオ Galileoに続いて、英ダービー連覇となった。
 ハイシャパラルの2代母コザナ Kozanaは、マルレ賞(仏G2)の勝ち馬。3代母コブレンザ Koblenzaは、仏1000ギニー(1969年)の勝ち馬。

 ハイシャパラル High Chaparral:1999年生,アイルランド産,父Sadler's Wells,母Kasora,母の父Darshaan
・オンワードメテオ、東京ハイジャンプ勝利(6/8)
 東京競馬場で行われた東京ハイジャンプ(J・G2,障害3300m)は、西谷誠騎乗のオンワードメテオ(牡5歳,美浦・加賀武見厩舎)が3分35秒6のレコードタイムで重賞初勝利を果たした。2着には1番人気ミレニアムスズカ、3着にはゴーカイが入った。
 オンワードメテオの半姉オンワードモニカは、4歳牝馬特別・東(G2,1992年,勝ち馬キョウワホウセキ)の3着馬。伯父オンワードボルガは、中山大障害・秋(1985年)の勝ち馬で、1985年の最優秀障害馬。4代母ミスオンワードは、1957年の桜花賞とオークスの勝ち馬。

 オンワードメテオ:1997年生,父*クリミナルタイプ,母オンワードハッピー,母の父*ノーザンテースト
・英牝馬2冠達成!カッツィア、英オークス制覇(6/8)
 現地時間7日に英国エプソム競馬場で行われた英オークス(英G1,芝12ハロン)は、L.デットーリ騎乗の英1000ギニー(英G1)の勝ち馬カッツィア Kazzia(牝3歳,サイード・ビン・スルール厩舎)が勝ち、英牝馬2冠を達成した。2着には愛1000ギニー2着馬クォータームーン Quarter Moon、3着にはシャドウダンシング Shadow Dancingが入った。

 カッツィア Kazzia:1999年生,ドイツ産,父Zinaad,母Khoruna,母の父Lagunas
・ダイタクリーヴァ、種牡馬入り(6/6)
 安田記念(G1,芝1600m)のレース中に左前浅屈腱断裂を発症し競走能力喪失と診断されたダイタクリーヴァ(牡5歳,栗東・橋口弘次郎厩舎)は、ブリーダーズスタリオンステーション(北海道門別町)で種牡馬入りすることになった。競走成績は、19戦7勝(重賞5勝)。サンデーサイレンスの孫として初の種牡馬入りとなる。
 同馬の半弟ダイタクバートラムは、毎日杯(G3,2001年,勝ち馬クロフネ)と小倉大賞典(G3,2002年,勝ち馬タマモヒビキ)の3着馬。伯父ダイタクヘリオスは、マイルチャンピオンシップ(G1,1991年&1992年)の勝ち馬。

 ダイタクリーヴァ:1997年生,父フジキセキ,母スプリングネヴァー,母の父サクラユタカオー
・スラマニ、仏ダービー制覇(6/3)
 現地時間2日に仏国シャンティ競馬場で行われた仏ダービー(仏G1,芝2400m)は、スラマニ Sulamani(牡3歳)が2分25秒0のタイムで勝ち、初の重賞勝利をG1制覇で果たした。2着にはアクトワン Act One、3着にはラムタラ産駒シメオン Simeonが入った。
 スラマニの半兄*ドリームウェルは、1998年の仏ダービー(仏G1)と愛ダービー(愛G1)の勝ち馬で、現在は日本で種牡馬生活を送っている。伯母*メタモルフォースは、ゲイムリーH(米G1)の勝ち馬。

 スラマニ Sulamani:1999年生,アイルランド産,父Hernando,母Soul Dream,母の父Alleged
・ダイタクリーヴァ、競走能力喪失(6/2)
 安田記念(G1,芝1600m)で17着に敗れたダイタクリーヴァ(牡5歳,栗東・橋口弘次郎厩舎)は、レース中に左前浅屈腱断裂を発症していたことが判明し、競走能力喪失と診断された。

 ダイタクリーヴァ:1997年生,父フジキセキ,母スプリングネヴァー,母の父サクラユタカオー
・アドマイヤコジーン、安田記念制覇(6/2)
 東京競馬場で行われた安田記念(G1,芝1600m)は、後藤浩輝騎乗のアドマイヤコジーン(牡6歳,栗東・橋田満厩舎)が1分33秒3のタイムで勝ち、1998年の朝日杯3歳S(G1)以来のG1勝利を果たした。後藤騎手は、悲願の中央G1初勝利。2着にはダンツフレーム、3着にはミレニアムバイオが入った。1番人気*エイシンプレストンは、5着に敗れた。
 アドマイヤコジーンの2代母*ミセスマカディーは、英1000ギニー(英G1,1977年)の勝ち馬。伯父*アーティカスは、輸入種牡馬。伯父シティダンサー Citidancerは、グレンカーンS(愛G3)とバリマクモイS(愛G3)の勝ち馬。

 アドマイヤコジーン:1996年生,父Cozzene,母アドマイヤマカディ,母の父*ノーザンテースト
・トウカイパルサー、愛知杯勝利(6/2)
 中京競馬場で行われた愛知杯(G3,芝2000m)は、吉田稔(名古屋)騎乗の7番人気トウカイパルサー(牡6歳,栗東・松元茂樹厩舎)が2分0秒3のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。2着には1番人気タフネススター、3着にはカチドキリュウが入った。
 トウカイパルサーの従弟バーニングローマ Burning Romaは、米フューチュリティS(米G1)の勝ち馬。

 トウカイパルサー:1996年生,父トウカイテイオー,母*イングリッシュホーマー,母の父Conquistador Cielo
・船橋のヒミツヘイキ、ユニコーンS勝利(6/1)
 東京競馬場で行われたユニコーンS(G3,ダート1600m)は、左海誠二(船橋)騎乗のヒミツヘイキ(牡3歳,船橋・岡林光浩厩舎)が1分36秒4のタイムで勝った。船橋競馬所属の左海騎手は、今年のフローラS(G2,勝ち馬ニシノハナグルマ)を勝っており、JRA重賞2勝目。2着には1番人気インタータイヨウ、3着にはディーエスサンダーが入った。
 ヒミツヘイキの半姉ジョーディシラオキは、チューリップ賞(G3,2000年)の勝ち馬。叔父スターサンシャインは、毎日杯(G3,1989年)と京都4歳特別(G3,1989年)の勝ち馬。3代母ミスアシヤガワの曾孫には、日本ダービー(G1,1998年)などG1レースを4勝したスペシャルウィークがいる。

 ヒミツヘイキ:1999年生,父*ダミスター,母ジョーディアレスト,母の父キタノカチドキ

HOME