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〜2002年4月のニュース〜
・米2歳女王テンペラ、急死(4/30)
 昨年のBCジュヴェナイル・フィリーズ(米G1)の勝ち馬で、米最優秀2歳牝馬のタイトルを持つテンペラ Tempera(牝3歳)は、熱発から大腸炎と蹄葉炎を併発したため、米国レキシントンで現地時間28日夜に安楽死の処置がとられ死亡した。競走成績は7戦3勝。
 同馬の半兄エクエリー Equerryは、シェーヌ賞(仏G3)とプランス・ドランジュ賞(仏G3)の勝ち馬。叔父レインボウズフォーライフ Rainbows for Lifeは、コロネーション・フューチュリティ(加G1)の勝ち馬。叔父オールウェイズアレインボウ Always a Rainbowは、カップ&ソーサーS(加G1)の勝ち馬。従兄ホワイトハート White Heartは、チャールズ・ウィッティンガムH(米G1)とターフ・クラシックS(米G1)の勝ち馬。

 テンペラ Tempera:1999年生,アメリカ産,父A.P. Indy,母Colour Chart,母の父Mr. Prospector
・アルアラン、オグリキャップ記念勝利(4/29)
 笠松競馬場で行われたオグリキャップ記念(交流G2,ダート2500m)は、本田優騎乗のアルアラン(牡6歳,栗東・昆貢厩舎)が2分40秒5のレコードタイムで重賞初勝利を果たした。2着には地元笠松のミツアキサイレンス、3着にはケンタッキーダービー馬リルイーティー Lil E. Teeの半弟アグネスパートナーが入った。
 アルアランの伯父ユーワフォルテは、新潟大賞典(G3,1990年)の勝ち馬。

 アルアラン:1996年生,父*アルカング,母ユーワジョイナー,母の父*ミルジョージ
・マンハッタンカフェ、天皇賞・春制覇(4/28)
 京都競馬場で行われた天皇賞・春(G1,芝3200m)は、蛯名正義騎乗のマンハッタンカフェ(牡4歳,美浦・小島太厩舎)が3分19秒5のタイムで勝ち、G1レース3勝目をあげた。2着にはジャングルポケット、3着には1番人気ナリタトップロードが入った。

 マンハッタンカフェ:1998年生,父*サンデーサイレンス,母*サトルチェンジ,母の父Law Society
・シンボリクリスエス、青葉賞勝利(4/27)
 東京競馬場で行われた青葉賞(G2,芝2400m)は、武豊騎乗の*シンボリクリスエス(牡3歳,美浦・藤沢和雄厩舎)が2分26秒4のタイムで勝った。2着にはバンブーユベントス、3着にはヤマノブリザードが入り、日本ダービーの優先出走権を獲得した。

 *シンボリクリスエス:1999年生,アメリカ産,父Kris S.,母Tee Kay,母の父Gold Meridian
・エイシンプレストン、クイーン・エリザベスIIC制覇(4/21)
 香港のシャティン競馬場で行われたクイーン・エリザベスIIC(香港G1,芝2000m)は、福永祐一騎乗の*エイシンプレストン(牡5歳,栗東・北橋修二厩舎)が勝った。2着にも日本の*アグネスデジタルが入り、日本馬のワンツーフィニッシュとなった。

 *エイシンプレストン:1997年生,アメリカ産,父Green Dancer,母Warranty Applied,母の父Monteverdi
・ハギノハイグレイド、アンタレスS勝利(4/21)
 京都競馬場で行われたアンタレスS(G3,ダート1800m)は、武豊騎乗のハギノハイグレイド(牡6歳,栗東・松田国英厩舎)が1分48秒7のタイムで勝ち、重賞2勝目をあげた。2着には13番人気のアルアラン、3着にはワンモアマイラインが入った。
 ハギノハイグレイドの伯母カルストンテスコは、阪神牝馬特別(1983年)の勝ち馬。

 ハギノハイグレイド:1996年生,父*コマンダーインチーフ,母ラシアンパーティ,母の父*ラシアンルーブル
・ニシノハナグルマ、フローラS勝利(4/21)
 東京競馬場で行われたフローラS(G2,芝2000m)は、左海誠二騎乗のニシノハナグルマ(牝3歳,美浦・萱野浩二厩舎)が2分4秒0のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。2着にはマイネミモーゼ、3着にはブリガドーンが入った。
 ニシノハナグルマの2代母ニシノイブは、CBC賞(G3,1985年)の勝ち馬。

 ニシノハナグルマ:1999年生,父*パラダイスクリーク,母ニシノハナカゴ,母の父*ニシノエトランゼ
・プリエミネンス、マリーンC連覇(4/17)
 船橋競馬場で行われたマリーンC(交流G3,ダート1600m)は、柴田善臣騎乗のプリエミネンス(牝5歳,美浦・伊藤圭三厩舎)が2着に4馬身差をつけて勝ち、昨年に続きこのレースを連覇した。勝ちタイムは、1分40秒4。2着には地元船橋のカーディアンゴット、3着にはオンワードセイント(JRA)が入った。

 プリエミネンス:1997年生,父*アフリート,母アジテーション,母の父Caerleon
・ノーリーズン、皐月賞制覇(4/14)
 中山競馬場で行われた皐月賞(G1,芝2000m)は、B.ドイル騎乗の15番人気ノーリーズン(牡3歳,栗東・池江泰郎厩舎)が勝ち、重賞初勝利をG1制覇で果たした。勝ちタイムは、ナリタブライアンの持つレコードをコンマ5秒上回る1分58秒5のレコードタイム。2着にはタイガーカフェ、3着には1番人気タニノギムレットが入った。4着にはナリタブライアン産駒のダイタクフラッグが入り、日本ダービーの優先出走権を獲得した。
 ノーリーズンの父*ブライアンズタイムは、1997年のサニーブライアンの皐月賞&日本ダービー以来、久々の牡馬クラシック勝利。父*ブライアンズタイム×母の父Mr. Prospectorという配合は、1994年のオークス馬チョウカイキャロルと同じ配合。
 ノーリーズンの牝系には、種牡馬グリーンデザート Green Desert、種牡馬*トワイニング、1994年の最優秀2歳牝馬*ヤマニンパラダイスなど、多くの重賞勝ち馬がいる。

 ノーリーズン:1999年生,父*ブライアンズタイム,母*アンブロジン,母の父Mr. Prospector
・日本産馬サンデーブレイク、米G1で3着(4/14)
 2冠牝馬ファレノプシスの半弟サンデーブレイク Sunday Break(牡3歳)が、13日(現地時間)に米国アケダクト競馬場で行われたウッドメモリアルS(米G1,ダート9f)に出走し、3着に入った。勝ったのは、アンブライドルズソング Unbridled's Song産駒のブッダ Buddha。

 サンデーブレイク Sunday Break:1999年生,日本産,父*フォーティナイナー,母*キャットクイル,母の父Storm Cat
・ミレニアムバイオ、マイラーズC勝利(4/13)
 阪神競馬場で行われたマイラーズC(G2,芝1600m)は、柴田善臣騎乗のミレニアムバイオ(牡4歳,栗東・領家政蔵厩舎)が1分32秒6のレコードタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。2着にはディヴァインライト、3着にはジョウテンブレーヴが入った。
 ミレニアムバイオの半兄アドマイヤタッチは、兵庫ジュニアグランプリ(交流G3,1999年)の勝ち馬。伯母*ペブルスは、英米でG1レースを4勝した名牝。

 ミレニアムバイオ:1998年生,父*サンデーサイレンス,母*ドルスク,母の父Danzig
・セントスティーヴン、中山グランドジャンプ制覇(4/13)
 中山競馬場で行われた中山グランドジャンプ(J・G1,障害4250m)は、C.ソーントン騎乗のセントスティーヴン(セン8歳,J.ウィーラー厩舎)が4分50秒9のレコードタイムで勝った。このレース3連覇がかかっていた1番人気のゴーカイは、2着に敗れた。
 また、このレースで人気になっていたランドは、発走直前に鼻出血のため競走除外となり、昨年の雪辱はならなかった。

 セントスティーヴン St. Steven:1994年生,ニュージーランド産,父Hula Town,母Gabby,母の父In the Purple
・ホッカイドウ競馬で2歳戦始まる(4/10)
 10日の門別競馬場でサラブレッドの2歳戦が3レース行われ、7Rのフレッシュチャレンジ(ダート1000m,JRA認定競走)でバトルマジックラン(牡2)が2着に4馬身差を付けて快勝し、今年の新種牡馬*アマジックマンが早くも初勝利をあげた。
 6Rのフレッシュチャレンジ(ダート1000m,JRA認定競走)では*グランドオペラ産駒のインティメット(牝2)、7Rのフレッシュチャレンジ(牝馬限定,ダート1000m,JRA認定競走)では*ウォーニング産駒のオカエリモトヒメ(牝2)が勝った。
・アローキャリー、桜花賞制覇(4/7)
 阪神競馬場で行われた3歳牝馬クラシック第一弾の桜花賞(G1,芝1600m)は、池添謙一騎乗の13番人気アローキャリー(牝3歳,栗東・山内研二厩舎)が1分34秒3のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。池添騎手はG1初勝利。2着には7番人気ブルーリッジリバー、3着には1番人気シャイニンルビーが入った。
 アローキャリーは、ホッカイドウ競馬でデビューした「マル地」馬で、「マル地」馬による桜花賞制覇は1994年のオグリローマン以来のこと。

 アローキャリー:1999年生,父*ラストタイクーン,母アロールーシー,母の父*サンキリコ
・タイキリオン、ニュージーランドT勝利(4/6)
 中山競馬場で行われたニュージーランドT(G2,芝1600m)は、柴田善臣騎乗の11番人気*タイキリオン(牡3歳,美浦・田中清隆厩舎)が、1分32秒1のタイムで勝ち、重賞初勝利を果たした。2着には快速牝馬*サーガノヴェルが逃げ粘り、3着には*メジャーカフェが入った。
 *タイキリオンの半兄*タイキフォーチュンはNHKマイルC(G1,1996年)勝ち馬。半姉*タイキダイヤはクリスタルC(G3,1999年)の勝ち馬。

 *タイキリオン:1999年生,アメリカ産,父Wild Again,母Patently Clear,母の父Miswaki
・種牡馬オナーグレイズ、死亡(4/3)
 米国ケンタッキー州で種牡馬生活を送っていたオナーグレイズ Honor Grades(14歳)が、先月31日に急死していたことが明らかになった。
 同馬は、半兄にプリークネスS(米G1)勝ち馬のサマースコール Summer Squall、半弟に米年度代表馬(1992年)のエーピーインディ A.P. Indyがいる良血馬。
 同馬の産駒には、セクレタリアトS(米G1)とソードダンサー招待H(米G1)の勝ち馬オナーグライド Honor Glideがいる。

 オナーグレイズ Honor Grades:1988年生,アメリカ産,父Danzig,母Weekend Surprise,母の父Secretariat

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